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勃起障害の治療薬と言えばバイアグラ!

多様な薬

1998年にアメリカで発売が始まったバイアグラは、いまや世界中で知らない人はいないほど有名な薬になっています。
それまでは決定的な治療法がなく、誰にも言えない悩みとして抱え込む人も多かった勃起障害を、内服するだけで治療できるようになったからです。
勃起障害は男性の自信を喪失させる原因となり、生活の質を大きく低下させてしまいます。
バイアグラが「夢の薬」とまで呼ばれたのも、理由のないことではありません。
一方、バイアグラの副作用で死者が出たケースもあり、危険な薬だと敬遠したり、正体不明の怪しい媚薬と混同したりしている方も、いまだにいるようです。
バイアグラは非常に効果的な勃起不全の治療薬ですが、副作用を起こさないためにも正しい使い方を知っておく必要があります。

勃起機能低下を意味するEDとは?

かつてはペニスが勃起しなかったり、射精できなかったりすることを、無能力を意味するインポテンツと呼んでいました。
これは差別的な名称であることから、現在ではEDと呼ぶのが一般的になっています。
バイアグラの普及に伴って、EDは治療できる病気という認識が広がりつつあり、昔のように恥ずかしいことと考える人は少なくなっています。
なおEDはerectile dysfunctionの頭文字で、日本語に直訳すると勃起不全となります。
EDは完全に勃起しない場合はもちろん、硬さが不十分で満足に性交できないような場合も含みます。
また性交の途中で硬度を失ってしまう、いわゆる中折れという状態もEDの一種とされます。
厳密な定義は学会によって異なりますが、ペニスが十分に勃起せず、性交渉に問題があるならEDと判断してよいでしょう。
一般に年齢が高くなるほどEDの比率は増え、60代後半では70%の男性が勃起障害と言われています。
昔は老人になれば性欲がなくなるものと考えられていましたが、無論そんなことはなく、高齢でも勃起障害に悩んでいる方が少なくありません。
他方、若年層でもEDになることはあり、より深刻な悩みになりがちです。
若い人のEDは、心理的な原因によるものが多くなっています。
EDの原因は器質性・心因性・薬剤性などに分けることができます。
器質性は筋肉や血管や神経など、陰茎周辺の組織自体に損傷がある場合です。
交通事故で脊髄の神経が傷ついたり、海綿体に血液を送り込む血管が閉塞したりする場合が考えられます。
下腹部の手術でEDになるケースも見られます。
薬剤性は抗うつ薬やホルモン剤などの副作用で勃起機能が低下するものです。
心因性のEDは過度の緊張や疲労のために勃起できなくなるもので、近年ではテクノストレスによるEDが増えていると言われます。
うつ病自体もEDの原因になります。
また性交経験が少ないと緊張しやすく、一度失敗すると不安が重なって、ますます勃起できなくなることがあります。
童貞のまま結婚した男性は、このような症状で深刻な問題を抱え、離婚に至るケースも見られます。
配偶者との性交がマンネリ化すると、次第に勃起できなくなることは珍しくありません。
他の女性が相手のときは勃起するというのなら、厳密にはEDとは言えませんが、夫婦の間で不和が起きる原因になり得ます。
このような場合も心理的な影響が大きいので、場所や衣装を工夫するなど、気分を一新すれば勃起力を取り戻せることがあります。
もちろんバイアグラは、こうしたケースでも効果を発揮します。
加齢によって勃起力が衰えるのは、男性ホルモンのテストステロンが減少することも一因です。
テストステロンは性欲自体にも影響しますが、筋肉を増強する効果を持っています。
陰茎も筋肉でできていますから、筋肉が衰えれば勃起力も低下します。
また血管が老化して血液の流れが滞ると、海綿体に供給される血液の量が不足し、十分な硬さを得られないことになります。

生活習慣病もEDにつながる

血流量といえば、生活習慣病もEDの大きなリスク要因になります。
血管壁にコレステロールが付着し、高血圧や高脂血症になっていると、それだけ血の流れが悪くなりEDに繋がります。
また生活習慣病にかかると、勃起に必要な一酸化窒素の発生が阻害されると言われています。
EDそのものは命に関わる病気ではありませんが、放置しておくと動脈硬化を起こし、脳梗塞や心筋梗塞といった重大な症状に至る危険もあります。
以上のようにEDといっても症状や原因はさまざまで、単純に解決することはできません。
性欲を感じないなら問題はありませんが、性交したいのに勃起しないという状態が続けば、自信喪失からうつ状態へと進行することもあります。
悩みはひとりで抱え込んでいても解消しないので、早期の治療が必要です。

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